- タイトル
管理職のためのコミュニケーションスキルアップ講座
- 対象園長 南砺市保育園・園長研修会
- 講師稲場真由美
ご報告
4月19日に南砺市保育園・園長研修会として
【管理職のためのコミュニケーションスキルアップ講座】を開催いたしました。
皆さん、講座で得たことをご自分の保育園で役立てようと、
とても真剣に聞き入っていらっしゃいました。
また「褒め言葉」のワークでは、多くの意見を出し合い、盛り上がりました。
今回ご依頼いただいた南砺市こども課・辻 孝子様よりご感想をいただきましたので紹介いたします。
先日は本当にお世話になり ありがとうございました。
当南砺市は合併して8年半が過ぎ、保育園運営の統一等に現在も取り組み中の状態です。
中でも、一番困難なのは「人材育成」です。
そこで、昨年度市内23園より委員を募り、職員研修委員会を立ち上げました。そこでは保育士の資質向上のための研修を計画してきました。初めての取り組みでもあり、委員が試行錯誤しながら、「新人教育プログラム」の作成に着手し、今年度新規採用職員に実施しているところです。今年度は「中堅・主任プログラム」に取り組む予定です。
さて、委員会の中でいつも話題になるのは、「職員間の意思疎通」「職員のよいところを引き出す方法」「自分らしさに自信をもたせるには」そして「保護者とのよい関係」に悩み、迷っている園長が多いということでした。
人間関係の基礎はコミュニケーションであることはわかっているが、何をどうすればよいのか、「毎日のあいさつを笑顔で」「気軽に話しかける」「よいところを伝えていく」などで職員や保護者との信頼関係をつけること・・・等々、実践していてもうまくいかないこともあります。
管理職としてスキルアップするために、コミュニケーション能力の取得は必須と考え、稲場先生にご依頼した次第です。
先生には、新しい視点で、新しい方法で、楽しく教えていただき、充実した研修となりました。
深く感謝申し上げます。
今後ともご指導いただきますようよろしくお願いいたします。
ご感想
【気付いたこと・感想】
■実際自分が言われて嬉しいことが相手に必ずしもうれしいとは限らないということを実践(実例)を通して知ることができました。相手をほめることによって相手が動けるようになるが、ほめられて嬉しいと相手が感じなければ意味がないのだということを知りました。具体的でわかりやすかったです。
■相手に伝えるときの工夫の大切さを感じました。
■コミュニケーションをうまく取るには、相手を知ることの大切さを学んだ。人間関係に役立てていきたい。
■忙しさにまぎれ、きっと指示ばかりで先生を動かそうとしていたことに気付きました。人をほめる⇒育ちにつながると一般的に思っていました。自分が中心で、先生の心を汲んで、タイプに合わせた人材育成をして効果をあげたいです。
■自分が意外なタイプでした。でも根本にはロジカル性はあったことがナルホドなぁと思いました。ありがたい、心が豊かになれた研修を企画してくださって、ありがとうございました。
■人間関係で大人同士や子どもや保護者との関わり、つまづきが多少あるので、本日の講座はありがたく、実践していきたい。
■相手をほめることでも、その受け止め方が、その人によってずいぶん違うことがわかりました。その人へのことばのかけ方で、相手が気持ちよく受け止められると思いました。
■自分にとって嬉しいことが相手も嬉しいとは限らないことに気付かされ、今までの自分の話し方、接し方を振り返り、反省というか、悔いる気持ちになりました。
■職場での人間関係(下の人たち同士)がとても難しく、毎日のように聞かされています。今日の研修を使い、納得のいく話し方をしていきたいと感じました。
■相手を思いやってことばをかけていたつもりだったが、相手の反応まで見極めてなかった。
■とても興味深い内容で、なぜ?と思うくらい自分の事が理解できました。ことばを選びたいと思います。
■何か違う世界を体験した気持ちになりました。参加してよかったです。
■多くの人をまとめていく上で、相手にあわせたことばをかけることが大切だとわかり、参考になりました。また、価値観が違うということは、ことばがけに対する受け止め方も大きく変わることを知りました。
■今までそんなに自分のタイプについて振り返ることが少なかったが、自分はそうなのかと思う部分と、職場において相手への接し方によって、チームワーク作りが出来ていけると思いました。
■自分をしっかり見つめ直してみること。そうかな?という部分と聞いてみるとそうかな?そうだな。と思う部分があり、思っていたのと違うことのあることを見つけることができました。
■人はそれぞれ価値観が違うことを最近感じました。どうしてわかってくれないのか・・・と思っていましたが、人はそれぞれで当たり前だと思いました。
■自分の特徴、どうしてそう思うか、コミュニケーションのことを知ることができて良かった。 LVPの特徴がわかり参考になりました。
■自分の暦が、自分のことがよくわかるいい機会でした。
■自分勝手な一方向での手段でのほめ言葉では伝わっていないことが分かり反省しました。持って生まれたロジカルですが、相手に合わせる努力をしたいと思います。
■自分を知るよい機会であった。自分が心地よいことばは相手(タイプ)にとっては心地よくない捉え方の人もいると知り、園の職員ばかりではなく、身近な人のタイプを知って、ことばがけに気をつけたいと思う。
■一律に良いところをほめれば、やる気が出るものだと思っていましたが、ほめ方によっては嬉しくない思いをする人がいることを知ることができ、その人その人に合った話し方が必要であることが分かり良かったです。
■思いを話す時間があり、話すことで自分の思いがわかりスッキリしました。
【園で実行したいこと】
■日々、いろいろな人と関わっていく中で、自分中心に考えるのではなく、相手がどう感じるのかを知り、相手の方に心地よく思われるようなことばを使っていきたいと思いました。
■相手がどう感じるかということを考えながら、コミュニケーションを大切にしていきたいと思います。
■ほめるときにどう言われたら嬉しいかを職場でたずねて、その人にぴったりのほめ言葉を言えるようにしていきたい。
■まずは気持ちを伝えてくれるよう、両手をひろげてやさしくうなづきます。
■多くの職員のいる園なので、それぞれのタイプに合った対応をこころがけていきたいです。
■若い保育士へのことばがけも、目的・時間など細かく相手にわかるようなことばをかけていきたいです。
■職員のLVPをパソコンで調べて、それに合った接し方をしていきたいです。
■まずみんながどのタイプなのか見極め、各自に合ったほめ方を習得し実行する。
■仕事など、どのような指示を出せば分かりやすく動きやすいかを思って実践していくようにしたい。
■自分が嬉しいと感じることばは全ての人と通じるのではないのだと思い、相手の思い、気持ちを察しながら話していきたいと思います。
■部下の人たちのタイプを話したりつき合ったりして、なるべく把握できるようにし、相手に伝わるほめ言葉でほめてあげたいと思います。
■相手を知るために学んだことに挑戦し、相手に合うほめ言葉を増やします。
■ひとりひとりをよく理解し、その人が嬉しいと思えることばがけ、個々にあった指示を出していきたい。
■よいコミュニケーションを築くために、ひそかにタイプを知ることを実践してみようかと思います。
■自分の考えを押し付けるのではなく、相手を知り、わかるように伝えることの大切さ、園のスムーズな運営について考えていきたいと思います。
■早速、家族や園でも話あったり分析しあったりして、うまくコミュニケーションを取れるようにしていきたい。まずは自分を良く知りたいと思いました。
■同じロジカルでも伝わっているのか、いないのか、聞いてみたり反応を見ながら進めることを大切にしてコミュニケーションをと思いました。
■職員ばかりでなく、保護者や関係者の方にも好感をもてるようなことばをかけていきたい。まずはタイプを見極める力をつける。そしてその後はコミュニケーションをたくさん取りたいと思う。
■ほめるところをたくさん見つけて、その人に合ったほめ方をして、活力ある保育園としていきたいです。
■園の職員に今日の研修でのことを伝え、どのほめ言葉が嬉しいか聞き出し、相手を知り、相手の職員に伝わりやすいほめ方を取り入れて関わっていこうと思います。
■園にはロジカル・ピース・ビジョンがうまい具合にいることがわかり、バランスがよいので、この三角形を土台にしていきたいと思いました。
■職場の中での話し合い、伝達の仕方について、相手のタイプを知り相手にわかる言い方をしたいと思う。