- タイトル
調布市立小学校 講演会
- 対象調布市立小学校 校内通級教室 保護者25名 教職員8名
- 講師柴田 正広
ご報告
2018年12月21日に調布市立小学校 校内通級教室にて、日本ライフコミュニケーション協会理事柴田正広が講演を行いました。
テーマは「子供の自己肯定感を育むために~親が子供にできること~」です。
(1)言葉のキャッチボールを大切に
学童期になると以前より親と接する時間が減り会話も少なくなります、そのため親が発するひと言ひと言の重みが増してきます。言葉のキャッチボールを意識して子供の気持ちを受け止めること、共感というステップを踏むことの大切さを伝えました。子供は話を聞いてもらえて「嬉しい」「認められた」と感じることで自信がつき、自己肯定感がアップしていきます。
(2)よいコミュニケーションとは
自己肯定感を高めるためには、「自分の言っていることを分かってもらえた」「相手の言っていることが分った」という、よいコミュニケーションを経験することが大切です。うまくコミュニケーションがとれないコミュニケーションギャップに着目した性格統計学により、まず自分を知ることがよいコミュニケーションの近道になります。
(3)言われて響く褒め言葉
人は価値観が違うと話し方や聞き方が異なり、同じ褒め言葉でも感じ方や受け止め方、反応が異なります。「自分が嬉しいと感じる言葉が相手も嬉しいとは限らない」ことがあります。まず親は自分のタイプを自覚し、子供のタイプを知ること。子供のタイプに合わせた褒め方をしていくことでよい関係が築けます。
ご感想
◆子供の性格を見極めずに注意していた部分があったと思います。それぞれの子供に合った言い方に変えていかないといけないと思いました。
◆パワーバランスのお話、とても面白く、納得する部分がありました。家族への対応に生かしていけたらと思います。
◆とても参考になりました。特にパワーバランスが参考になり、納得できました。家族のバランスやキャッチボールを参考にして楽しんでやっていこうと思います。
◆どこがではなく、すべての話が楽しく納得する事ばかりでした。返事の仕方で「お母さん!」→「ハイ!」。当たり前なのにできていない事にハッとしました。子供のできない所ばかり見ていないで私自身、見直していかなければと反省しました。「今ならまだ間に合う」の言葉に嬉しさと、よし頑張ろう!きっと大丈夫だ!と前向きな気持ちでお正月が迎えられそうです。また先生の話しを聞く機会があると嬉しいです。ありがとうございました。
◆最初から最後まで深くうなずく内容ばかりでした。お話を聞きながら自分の事、子供の事、他の家族の事に当てはめて色々考えさせられました。「自分が嬉しい言葉が相手も嬉しいとは限らない」という言葉に、言われてみればその通りなのにそのことを意識していないことに気づかされました。嬉しい言葉もそうですが、嫌な言葉、嫌な事、できない事も人それぞれ違っているのが当たり前で、どんなことが嫌でどんなことが好きなのかじっくり考えなければと思いました。そのように、相手のことを考えることが「よいコミュニケーション」ということなのかなあと思いました。大変おもしろかったです。(夫にもぜひ聞いてもらいたい内容でした。)