- タイトル
平成28年度 文部科学省調査研究事業
- 対象小中学校教職員
- 講師稲場真由美
ご報告
弊社関連団体 一般社団法人 日本ライフコミュニケーション協会において
一年間にわたって取り組んできました文部科学省 委託調査研究事業が、
この度、平成29年3月31日をもって、完了いたしましたことをご報告いたします。
【事 業 名】総合的な教師力向上のための調査研究事業
【事業テーマ7】民間教育事業者の力を活用した教員の資質能力向上事業
【調査研究主題】 個々に合った対応ができる人材を育成するプログラム
事業体制について
一般社団法人 日本ライフコミュニケーション協会と、黒部市教育委員会が連携し、市内3校を選び、事業を行いました。
【対象校】
●桜井小学校 校長・教頭・教職員
●中央小学校 校長・教頭・教職員
●桜井中学校 校長・教頭・教職員
【評価委員】
●富山大学 教職特任教授 星野 正義氏
●富山県教育委員会 東部教育事務所 主任生活指導主事 籠浦 智彦氏
文部科学省より研修視察、協議会で意見交換
2017年1月6日 文部科学省より研修を視察いただきました。
黒部市教育委員会にて協議会を開催。
本事業の今後の取り組み、活かし方について活発に意見交換をしました。
写真は前列左から、中央小学校 杉本校長、富山大学星野教授、文部科学省 伊野様、JLCA 稲場代表理事,県東部教育事務所 籠浦氏、桜井小学校 中校長、
後列左から、桜井中学校 尾村校長、黒部市教育委員会 金山氏、桜井中学校 内生蔵教頭、中央小学校 根塚教頭、桜井小学校 高岡教頭
対象は市内3校の管理職(校長・教頭)と教職員
プログラムは、管理職対象のコンサルティングと、教職員対象の研修で構成します。
●コンサルティング
職場の連携、コミュニケーションの円滑化は、組織のトップから。
校長・教頭を対象に、職場全体のコミュニケーションの傾向と対策について分析。
●全員研修
夏休み・冬休みを活用し、各校ごとに教職員全員を対象に研修を実施。
研修内容(夏)
自分が嬉しい言葉が、相手も嬉しいとは限らない。
伝わらないときは、褒め方・伝え方を変えてみよう!
すべての人は3つのタイプに分けられ、それぞれに大切のするものが違います。価値観の違いについて研修を実施。
ワークショップ後、受講された先生から
「嬉しい言葉が人によってこんなに違って、自分がよかれと思って言っても、ときには不快に感じることもあるとは・・・!」と驚きの声が上がっていました。
また「自分がいいと思う褒め言葉に偏りやすいので、児童生徒の反応が悪かったら、違う褒め方を試してみる。」という新しい気づきの感想をいただきました。
研修内容(冬)
同じ目的のことを伝える場合でも、
2とおりの言い方があり、
人によって受け止め方が違う
伝え方コミュニケーション中級検定の内容を
学校向けに内容をアレンジしてテキストを制作。
やる気を引き出す励まし方、注意の仕方など、
学習指導、生活指導に使える具体例で構成しました。
協議会
一年間にわたって、黒部市教育委員会と連携協議をして、事業を進めてまいりました。
写真は、2017年1月6日の協議会の風景です。
文部科学省の視察にて
文部科学省の担当官より、今後の方向性、在り方に向けて、以下のコメントをいただきました。
『学校の教員にも役立つ内容だが、幅広く使える要素があり、
父兄の方々とも共有していける内容だと思われる。
家庭と学校の両面から、子どもたちに合ったかかわる努力をしていくことで、地域や家庭と一体になった教育の実現が期待できる。』
成果報告
委託事業の完了報告として、一年間の活動報告書を文部科学省に提出いたしました。
今後の抱負
今後も引き続き、黒部市教育委員会と連携し、コミュニケーション分野で関わって期待と思っております。
また改めて「親向けのセミナー開催」に力を注いで参りたい、という決意でおります。
これまで10年間、90分・子育てセミナーを単発で開催してきましたが、「子育て専門の集中セミナー」はメニューにありませんでした。
今回、小学生までの親とのかかわり方の重要性を改めて実感し、2017年5月より、小学生以下のお子さんをお持ちの親御さんを対象に、「HAPPY子育てコース」を開講することとなりました。
HAPPY子育てコースでは、
あなたのお子さんが、自己肯定感が高く、変化する時代に対応できる大人として成長するために、親としてできることがわかります。
詳細はこちら
メディア掲載
NHKニュース
この取り組みについて、NHK『ニュース富山人』にて、
1月5日夕方の「明日の動き」、1月6日朝の「今日の動き」のコーナーでご紹介いただきました。
北日本新聞 朝刊
北日本新聞(1月7日朝刊27面)