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自己肯定感の大切さ
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    自己肯定感は幸せの原点

最近、自己肯定感という言葉をきく機会がふえました。

ここでは、自己肯定感の大切さについて考えてみましょう。
まず、自己肯定感というのは、人から認められることで「自分が大切な存在とされている安心感を持つこと」です。
生きていく中で、とても大切な感覚で、これがないと「私は必要のない存在なの?」と感じてしまう人までいます。

 

子供の時に感じる自己肯定感

今は自己肯定感を感じられない子供たちが大勢います。
これは何が原因になっているのでしょうか?

例えば、子供の時に夏休みの宿題をしようとして、母親に「宿題やったの!?お兄ちゃんは終わったわよ。あなたは遅いわね」と言われた途端に、「うるさいな!今やろうと思ったのに!お兄ちゃんばっかり褒められてズルい!」と急にやる気をなくしてしまうことはありませんでしたか?
反抗心の中には、「どうしてお母さんは私を信じて任せてくれないんだろう?」という言葉にならない思いがあるのです。
たとえ母親は心配して言っていたとしても、「文句ばっかり・・・うるさいなぁ」としか思わないものです。
本当は「宿題やったよ」と報告しに言って、「あら、良く出来たわね」と母親に褒めて欲しかったと思う大人は多いものです。
自主性に任せて宿題が出来た、そして母親に褒められたことで、子供なりに自己肯定感を感じるものなのです。

 

大人になって失われる自己肯定感

子供の頃は、母親がうるさく言う中でも、褒められる経験があれば、自己肯定感を感じながら成長できます。
ところが、大人になるとどうでしょうか?
仕事をしていても、否定される経験は多くなります。
古い考えの上司は、「厳しく意見を言うことで人材は育つ」と考える人もいますので、なかなか褒めてはくれません。
ご家庭内でも、夫が妻の家事を褒めることってあまりありませんよね。
認めてもらう、褒めてもらうという経験が少なくなっていくので、大人になってから自己肯定感を感じるのが難しいのです。
「私って本当に必要なの?」
そう思った経験がある人も少なくはありません。

 

自己肯定感を感じると人はどう変わるの?

ここでは、自己肯定感のある人とない人では、どの様に違うのかを比較してみましょう。

まず、自己肯定感のない人は、
・自信がない、堂々と振る舞えない
・人との関わりが苦手
・人の話をマイナスの意味で受け取る
と言う傾向があります。

そして、自己肯定感のある人は、
・心の許容量が大きいので小さな事で落ち込まない
・積極的に人と関わることが出来る
・人の話をプラスの意味で受け取る
と言う傾向があります。

自己肯定感があるのかないのかで、その人の人生まで大きく変わる要素になるのです。

 

自己肯定感は子育てにも影響する?

大人、つまり親が自己肯定感を感じられないままでは、子育てに影響してきます。
始めに「自己肯定感を感じられない子供たちが多くなった」とお話ししたところに繋がります。
自己肯定感を感じられない人は、否定的な考え方をするとか、否定的な考え方をする傾向にあります。
さて、その人が親になったら、子供に対して、肯定的な言葉をかけることが出来るでしょうか?
やってみようと思っても、難しいことですよね。

育った環境の中で「生まれてから親の生活や食べ物の好みを受け継ぐ」のと同じように、
自己肯定感が低く、褒めれない親のもとでは、自己肯定感を持った子供は育ちにくいのが現実です。
つまり自己肯定感があるのかないのかというのは、親や育った環境の中で子供にも受け継がれる可能性を持っているのです。
逆に親が自己肯定感を持っていれば子供たちも、それを感じます。
そして、自己肯定感を持てない親なら、子供たちもそれを感じ取っているのではないでしょうか?

この様に、大人が自己肯定感を持っているかどうかと言うのは、周囲への影響も大きくなっていくものです。
「誰も認めてくれない」と暗い気持ちで生活するより、「認めて貰えた」「ちゃんと見てくれている」と思った方が、幸せに暮らしていけると思いませんか?

 

自己肯定感は取り戻すことが出来る

ここまで読んで頂いて、「私には自己肯定感がないからダメなのね・・・」と諦める必要はありません。
自己肯定感は自分で取り戻すことが出来ます。
もちろん、これから始めても良いのです。
「自分にも自己肯定感がない、だから子供も同じ様になっていく」とマイナス思考になるのを、今から止める事が出来ます。
この悪い連鎖を断ち切るためにも、実用万象学はとても有効な手段なのです。
そして、自己肯定感が取り戻せると、自分を取り巻くいろいろな問題解決がしやすく幸せの実感が出来るようになります。自分を認め、気持ちが安定することで、家族との関係が良くなり、家庭が明るくなります。
そうなると、今度は周囲に目を向けて「人の役に立ちたいな」という気持ちの余裕も生まれるものなのです。

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