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部下の育成|その褒め方では、伝わっていないかも?
もしもあなたの部下に、フワちゃん、ゆきぽよさん、EXITさん、藤田ニコルさん、田中みな実さんが配属されてきたら、どう育成しますか?
職場の人間関係で悩むすべての方に、ようこそ性格統計学の世界へ!
部下や上司、同僚など、職場の人間関係で悩むすべての方へ
派手な見た目や、アイドルのようにかわいらしい見た目。
私たちは相手の見た目だけで、無意識のうちに性格まで「〇〇なはずだ」と判断してしまいがちです。
しかし、そうした先入観や思い込みが、円滑なコミュニケーションの妨げになってしまうこともあります。
それはビジネスシーンでも同じです。
「この部下はこう言えば喜ぶだろう」と思って褒めたとしても、相手には伝わっていないかもしれないし、時には不快感さえ与えてしまうかもしれません。
今回は、芸能人の性格分析を例に、職場で良好な人間関係を築くためのコツをご紹介します。
いま、大ブレイクしている“あの芸能人たち”の、意外な性格が垣間見えることでしょう。
「ジェネレーションギャップ」と「コミュニケーションギャップ」
まずは「ジェネレーションギャップ」と「コミュニケーションギャップ」について説明します。
「ジェネレーションギャップ」とは、世代の違いによって相手とのギャップを感じることを言います。
一方、「コミュニケーションギャップ」は、同じ言葉でも性格によって受け取り方や感じ方が違うことを意味します。人間関係がこじれてしまう原因は、「ジェネレーションギャップ」ではなく「コミュニケーションギャップ」です。
ジェイ・バンの性格統計学では、人には4つのタイプがあり、それぞれのタイプによって、同じ言葉でも受け取り方や感じ方が異なることが分かっています。
コミュニケーションギャップをなくせば、性格の違いから起こる“くいちがい”や誤解、対立をなくすことができ、大きなストレス軽減になります。また、スタッフのモチベーションが高まることで、生産性が向上し、業績アップにもつながります。
「今の若い人は何を考えているのか分からない」
まずはそんな思い込みを捨てて、相手の見た目や年齢ではなく、性格を知ることから始めましょう。
大ブレイク中の芸能人を性格統計学で分析
性格統計学では、人を次の4つのタイプに分けて考えます。
●ビジョンタイプ
行動力があり、直感を重視する即断即決型
変化への柔軟な対応が得意な人
●ロジカルタイプ
自分の納得、ペース、タイミングが大事
計画を立てて実行したい論理的思考型の人
●ピースプランニングタイプ
人の役に立つことに喜びややりがいを感じられる人
筋道や整合性を重視する、首尾一貫型の人
●ピースフレキシブルタイプ
人の役に立つことに喜びややりがいを感じられる人
相手の要望と状況を見極め、柔軟対応ができる人
今回は、あなたの部下に以下の芸能人が配属されてきたと仮定し、それぞれのタイプに合わせた育成方法を具体的に見ていきます。
芸能人は次の方々です。
・フワちゃん
・ゆきぽよさん
・EXIT(りんたろーさん・兼近さん)
・藤田ニコルさん
・田中みな実さん
フワちゃん
フワちゃんはタレント・ユーチューバーとして大活躍しています。
2020年2月23日のサンデージャポンでは、杉村太蔵さんの長い話につい居眠りする姿が放映されて話題になっていました(笑)。
ハイテンションでカラフルな衣装や、生放送でも寝てしまう姿は、ただの自由人のように映ってしまうかもしれません。
フワちゃんは可能性を追求し、判断や行動が早い「ビジョン」タイプです。
・バスケ部に入部したが足が速いことに気づき、すぐ陸上部に変更した
・モデルをやりたいと思ったけれど、笑いが強みだと気づき芸人になった
・芸人になったけれど、コメントが苦手だと気づいてユーチューバーになった
など、自分で環境を調整しながら前進できる、いわば天才肌です。
そんな「ビジョン」タイプの人は、「すごいね!」とオーバーに褒められるとやる気がアップします。
(参考サイト:「プロのはたらく論」Dybeより)
部下の場合は、「君は元気なところがとってもいいね。」などの褒め言葉をかけて、やる気を高めてあげると、持ち前の行動力を活かして能力を発揮します。
また、ビジョンタイプの人は長い話が苦手なので、ポイントを手短に話すのがおすすめです。
ゆきぽよさん
モデル・タレントのゆきぽよさんは、派手な見た目がギャルそのもので、偏見を持たれやすいといえます。
実際にご本人も、後ろ指をさされやすい外見であることは自覚しているのだとか。
それでも自分らしさを貫くことができるのは、生き方に迷ったらいつも「将来、今の自分を孫に自慢できるか」と自問自答しているからだそうです。
ゆきぽよさんは「ロジカル」タイプで、目的を明確にし、目標を立てて遂行することが得意な性格です。
信念を貫く強さと、自分らしさを大切にする自然体が、たくさんのファンに支持されているようですね。
(参考サイト:新R25)
ロジカルタイプの部下は、自分の努力や成果を具体的に褒められると、「きちんと見てくれている」と実感し、やる気がアップします。
「今日のコメントは、今の君にしか言えない表現でとても良かった」など、具体的な褒め方をしてモチベーションを高めてあげるといいですね。
EXIT(りんたろーさん・兼近さん)
EXITのりんたろーさん、兼近さんは、ネオ渋谷系漫才で人気を博し、いわゆる見た目がチャラいタイプです。
真面目とはほど遠い印象がありますが、実はお二人の真面目ぶりは有名で、りんたろーさんは8年間介護のアルバイトをしていたそうです。
りんたろーさんは論理的思考が得意な「ロジカル」タイプで、吉本興行の公式サイトでは趣味のひとつを「事務」と書いています。計画的にものごとを進めるのが好きなロジカルタイプは事務の仕事が得意です。
一方、兼近さんは「ビジョン」タイプで、可能性を追求し、変化や混乱に強い性格です。
家計が苦しかったため、これまでに新聞配達やバーテンダー、ベビーシッターなど、何十種類ものアルバイト経験があるのだとか。こうしたマルチタスクをこなせるのも「ビジョン」タイプの強みです。
また、「芸人はすべてのアルバイト経験を仕事に活せる」という兼近さんの考え方からも、困難への柔軟な対応力がうかがえます。
(参考サイト:Tayorini・リクルート)
田中みな実さん、藤田ニコルさん
フリーアナウンサーの田中みな実さんと、タレント・モデルの藤田ニコルさん。
彼女たちのように、誰が見ても「かわいい」と思う女の子が職場にやってきたら、まるでアイドルのようにちやほやされ、本人も目立ちたがっているように見えるかもしれません。
しかし、藤田ニコルさんと田中みな実さんは、人に喜ばれたい、人に役立つことをしたいと考える「ピース」タイプで、「ありがとう」と言われることが大きな原動力になる性格です。
「ピース」タイプは周囲への気遣いに長けた人が多いですが、それも人の役に立ちたいと思うからこそで、目立ちたいと思っているわけではありません。
また、平穏や和を好むため、人と比べられることが苦手です。たとえ褒め言葉でも「〇〇さんよりすごいね」と言われてもあまりうれしいとは感じません。
ピースタイプの部下を褒める時は、「あなたが頑張ってくれて私もうれしい。ありがとう」など、感謝の言葉とともに、人の役に立っていることが伝わる褒め方をするのがおすすめです。
伝え方ラボで「相手に伝わる伝え方」ができるようになる
このように、人を見た目で判断せず、相手の性格を知ることで、相手にとって気持ちの良い伝え方ができるようになり、人間関係が円滑になります。
弊社が開発した「伝え方ラボ」は、マルチデバイス・クラウド型コミュニケーション支援アプリです。
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かつては人が直接関わり合うことでしかできなかった仕事も、IT技術の進化によって、人同士が関わらなくてもできるようになりました。
そのような時代だからこそ、求められるのは質の高いコミュニケーションです。
短時間で人間関係の悩みを解決し、さらに最高の成果を出す。
そのためのツールとして、皆さんにも性格統計学と「伝え方ラボ」に興味を持っていただけるとうれしく思います。