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売上を上げるにはどうすればいい?
リピーターがつかなくて思ったような売上を上げることができない。こういった悩みを持つ方は多いのではないでしょうか。その理由、実はあなたの技術不足ではないのかもしれませんよ。今回は、リピーターがつかなくて苦しんでいたある美容師の男性が、芸能人御用達の有名サロン店長になるまでの経緯をお聞きしました。
腕は優秀! だけどリピーターがつかない
今回お話をお聞きしたのは、東京・渋谷にある人気サロンの店長を任されている、売れっこ美容師Cさん(30代男性)。雑誌やテレビのスタイリストを勤めたり、芸能人のお客さんを担当していたりと、いわゆるカリスマ美容師として美容業界ではちょっとした有名人です。そんなCさんですが、若い頃は人に言えない悩みを抱えていたと言います。
「お客さんがまったくつかない美容師でした。店から気にかけてもらって、新規のお客さんを担当させてもらっても、2~3回すると別の美容室に行ってしまうのか、お見えにならなくなるお客さんばかりでした。“店は変えないけど担当を変えてくれ”とお客さんに言われたこともあります。これは悔しかったですね」とCさんは話します。現在の活躍ぶりからは信じられないような不遇な時代を経験していたわけですね。
Cさんにリピーターがつかない理由は、どんなところにあったのでしょうか。
「それが、当時はまったく分かりませんでした。大手のサロンが主催する美容コンテストで上位に入賞したり、社内コンテストで優勝したりと、自慢ではないですが当時の若手の中では腕は良かったと思います」。
Cさんは振り返って「自分の弱点のひとつはプライドが高すぎること」だと言います。
「コンテストで上位に入賞した実績が逆に仇になった部分はあります。天狗になっていたのでしょう。先輩の注意も素直に受けることができませんでした。ましてや、“お客さんがつかない、どうしよう”といった相談は誰にもできませんでした。自分で解決するしかないと思いこんでいました。今から考えればもっと周囲に頼っていればと感じますが、それが当時の自分でしたね」。
とにかく技術を磨いたが……
プライドが邪魔をして、周囲の誰にも頼ることができなかったCさんが救いを求めたのは、本でした。
「とにかく、接客に役立つような本をたくさん読みました。なにか答えが書いてあるんじゃないかと思って。“お客さんの心を掴むコツ”や、“売れる人の接客術”といったいわゆる自己啓発書ですね。かなりたくさん読みましたが、残念ながらどれもあまりピンと来ませんでした。“まずは技術を磨こう”などと書かれていても、当時の私は技術に自信がありましたから、響くわけはありませんよね」とCさんは笑います。
悩んだCさんは、より技術力を高める努力をするようになります。
「接客のことをあれこれ悩むより、もともと自信のあった美容技術を磨こうと思いました。技術さえ高ければお客さんも付いてくるだろうと、美容に関するあらゆる講習会に出て勉強しました。仕事の幅を広げるため、メイクアップアーティストの資格も取りました。これは今の仕事でも多いに役立っています」。
しかし、肝心のお客さんはと言うと。
「ダメでしたね。“上手くなった”と先輩や店長、オーナーにも褒められました。でもそれがお客さんには繋がりませんでした。その頃には何人かのリピーターのお客さんはいましたが、売れている先輩と比べると雲泥の差でした。うちのお店は売れると歩合給になるのですが、私の給料は月にせいぜい30万円のところ、売れている先輩は100万円以上を稼いでいました」。
やはり売上げアップのカギは接客にあった
技術は上がったのに、それが売上に直結しないことにCさんは焦ります。
「指名客についてもらえるためにはどうしたら良いか、そればかり考えていました。でも、私の性格上、素直に先輩に相談することはできませんでした。そこで、私は売り上げトップの先輩に頼んでアシスタントにしてもらい、観察することにしました。そこで分かったことがありました。それは、お客さんは髪をキレイにしてもらうほかに、先輩との会話を楽しんでいたことです。まるで友達に会いに来るように、お客さんは毎月サロンに通ってくるのです」。
Cさんは「売上げアップのカギはやはり接客にあると思った」と言います。
「ちょうどその頃でした。休憩時間に、何気なくスマートフォンを見ていたところ性格統計学に出会いました。ちょうど性格統計学の考案開発者である稲場先生の体験コンサルティングがあることを知り、早速申し込みました。びっくりしました。これまでの私の接客は、まったくダメなものだったことにすぐに気付かされました。性格統計学はEラーニングで学べることを知り、すぐに受講を決意し、スキマ時間に動画を視聴し接客に取り入れていきました」。
性格統計学で学んだ知識を接客に取り入れたCさん、結果はすぐに出たと言います。
「数少ないリピーターのお客さんの接客に、性格統計学で学んだ知識を活用しました。お客さんが変える時に、“少し感じ変わった?楽しかったよ”と言ってもらえました。これは嬉しかったですね」。
その後のCさんの活躍ぶりは、冒頭でお伝えした通りです。リピーターがつかず、売上が上がらないと悩んでいたCさんを救った性格統計学。お客さんとの人間関係に悩む接客業の方や今より売上をアップさせたい方、一緒に学んでみませんか?